
一枚の写真に込めた、私たちの“今”
先日、部署全体で集合写真を撮る機会がありました。
年度初めの慌ただしさも少し落ち着き、ようやく皆のスケジュールが合った、貴重なひととき。
普段はそれぞれの業務に追われ、顔を合わせることすらままならないメンバーもいる中で、全員が一堂に会するのは、実は年に一度あるかないかのことです。

撮影当日は、朝から少しそわそわした空気が漂っていました。「今日は写真の日だよね?」と声を掛け合いながら、いつもより少しだけきちんとした服装で出社する人もちらほら。
中には「ネクタイなんて久しぶりに締めたよ」と照れ笑いする先輩もいて、なんだかちょっとしたイベントのような雰囲気でした。
カメラマンの「もう少し寄ってください」「笑顔でお願いします!」という声に合わせて、ぎこちなくも笑顔を作る私たち。
最初は緊張していたものの、何枚か撮るうちに自然と笑いがこぼれ、最後には「これが一番いい表情かも」と思える一枚が撮れました。

写真には、ただの顔ぶれ以上のものが写っているように感じます。
それぞれの役割を果たしながら、同じ目標に向かって歩む仲間たち。
新しく加わったメンバーの初々しさ、ベテランの安心感、そしてその間に立つ私たちの成長の跡。
一枚の写真が、部署の“今”を切り取ってくれたようでした。
この写真は、社内報にも掲載される予定です。
数年後、ふと見返したときに「この頃はこんなことがあったな」「あの人、今は別の部署で活躍してるよね」と、懐かしく思い出す日が来るかもしれません。
そう考えると、写真とは記録であると同時に、未来へのメッセージでもあるのだなと感じます。
日々の忙しさの中で、立ち止まって「今」を見つめる機会はそう多くありません。
だからこそ、こうした瞬間を大切にしたい。集合写真は、私たちの絆を再確認する、ささやかだけれど大切な時間でした。

新入社員歓迎会開催!
集合写真の撮影を終えたその日の夕方、部署内で新メンバーの歓迎会が開かれました。
普段は業務の話ばかりの私たちも、この日は肩の力を抜いて、和やかな雰囲気の中で語り合いました。
乾杯の音頭を取ったのは、リフォーム事業部のマネージャー。
「新しい仲間を迎えられて嬉しいです。これから一緒に頑張りましょう!」という言葉に、自然と拍手が起こり、場が一気に温まりました。
新メンバーも少し緊張した様子でしたが、自己紹介を終える頃にはすっかり打ち解け、笑顔がこぼれていました。

料理を囲みながら、仕事の話だけでなく趣味や休日の過ごし方など、普段は聞けないような話題も飛び交い、意外な共通点が見つかって盛り上がる場面も。
歓迎会は、単なるイベントではなく、人と人との距離を縮める大切な時間。
新しい風を迎えた私たちの部署が、これからさらに良いチームになっていく予感を感じた夜でした。